展示中のアート作品

広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科現代表現領域の企画協力のもと、SDGsに関係する作品を展示しています。
現代美術は同時代的な社会問題や情勢について美術の文脈からアプローチするものであり、持続可能な社会を実現するための視座も包含しています。

メッセージ性ある作品を通じて、社会問題に対してさまざまなアプローチがあること、
そして私たちの日常生活と地続きの問題に対して、一人ひとりが果たすべき責任について、ぜひ考えを巡らせてみてください。

2F

展示中のアート作品2F

程釬(てい・せん) 《ザ・マップ(THE Map)》

  • 広島市立大学芸術学研究科造形芸術専攻現代表現領域在学中​
  • マイノリティの構成と地域文化との関連性をテーマにした作品
  • インターネットに溢れるマイノリティに関する様々なニュースを調べ、整理した内容を地図に書き込むことで、マイノリティが置かれている状況を巨視的に捉えようとしている
程釬(てい・せん) 《ザ・マップ(THE Map)》

藤田えりか(ふじた・えりか) 《工場夜景》

  • 広島市立大学芸術学研究科造形芸術専攻現代表現領域在学中​
  • プラダンに絵の具を垂らして工場の見える港を描いた作品
  • 和紙産業から製紙工場や化学工場へと産業を発展させた大竹市の港湾をモチーフに、安価な化学素材の象徴としてのプラダンを画面として風景を描いている
藤田えりか(ふじた・えりか) 《工場夜景》

韓婧(かん・せい) 《良い彼女になる》

  • 広島市立大学芸術学研究科造形芸術専攻現代表現領域在学中
  • 中国の個人間フリマサイト「閑魚」で服を購入し、掲載されていた出品理由を印刷、タグ付けして展示する作品。「彼氏が嫌がるから、この服を売るしかない」といった出品理由は珍しいものではないそうだ。女性という社会的身分に基づく偏見や束縛が、女性自身にも深く根付いていることをアイロニカルに提示している
韓婧(かん・せい) 《良い彼女になる》

3F

展示中のアート作品3F

韓婧(かん・せい) 《焦慮》

  • 広島市立大学芸術学研究科造形芸術専攻現代表現領域在学中​
  • 自分のスタイルに悩む女性の身体を測定し、巻き尺によって可視化した作品
  • 身体測定のために巻き尺が用いられるとき、美醜の価値規範も同時にまとわせている。中国における女性に対する束縛や偏見を扱った作品だが、審美的まなざしの暴力性は中国だけの問題ではない。QRコードを読み込むと表示される実際の測定値は、固有の存在としての女性を想起させ、単に美の基準のみで判断することを妨げる
韓婧(かん・せい) 《焦慮》

山下栞(やました・しおり) 《美術のための習作》

  • 広島市立大学院芸術学研究科造形芸術専攻現代表現研究在籍
  • 美術教育において重視されている「写す」という行為に注目し、「美術」の文字を書写した作品
  • 自身がこれまで受けてきた美術教育のなかで繰り返されてきた「よく見て描きなさい」という指導と、100枚にわたって文字を書き写していく愚直な行為を重ね合わせている。美術教育において奨励される「上手く写す」行為を疑問に付し、そうした指導が求められる社会構造自体も浮き彫りにする
山下栞(やました・しおり) 《美術のための習作》